食について

禅における作法を見習って食べたい

禅の修行を行う禅僧にとって、一日の中で行うすべてのことが修行であり、すべてにおいてやるべき手順が決まっています。
トイレに入るという、人にとって当たり前の行為も、修行の一つとして真剣に行われます。
トイレに入ることさえ真剣なのですから、体を作ってくれる食事は大切な修行の時間です。
質素な食事で修行に励む禅僧にとって、食事は楽しみでもあります。
とはいえ、その食事は一汁一菜が主ですので、豪華なものではありません。
それでも、その食事と向き合い、ありがたくいただくのが、禅僧の食事の仕方です。
さらに禅僧の食事の仕方で学びたいのは、喫茶喫飯と呼ばれる味わい方です。
漢字にすると、飲み物や食べ物を満喫するということになりますが、食事中は言葉を発することなく、目の前にある料理を一口ずつしっかり味わい、命をいただいていることに感謝しながら食べるという意味です。
ともすれば、知らない間に目の前の料理がなくなっているながら食べが多い現代人は、ぜひ見習いたい食事の仕方です。

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